第1回で学んだことをさっとおさらいしましょう
この2時間が終わったら、こんなことができるようになります
| 時間 | 内容 | 形式 |
|---|---|---|
| 00:00 - 00:10 | 前回の振り返り・今日のゴール | 対話 |
| 00:10 - 00:35 | プロンプトとコンテキストの概念 | 座学 |
| 00:35 - 00:55 | コンテキストエンジニアリング実践 | ハンズオン |
| 00:55 - 01:05 | 休憩 | --- |
| 01:05 - 01:25 | 料金プラン・使用制限・コマンド一覧 | 座学 |
| 01:25 - 01:50 | CLAUDE.md を書いて自分専用設定を作る | ハンズオン |
| 01:50 - 02:00 | まとめ・宿題・次回予告 | 対話 |
あなたが Claude Code に入力する文章、それがプロンプトです。
レストランでの注文と同じ。
「なんかおいしいもの」→ 何が出てくるかわからない
「辛くない和食で、魚メインで」→ 期待通りのものが出てくる
「議事録作って」→ 漠然とした回答
「〇〇のMTGの議事録を、決定事項とアクションを分けて書いて」→ 使える回答
この3つを入れるだけで、AIの回答の質が格段に上がります
「あなたは〇〇です」
AIに立場を伝える。
例: 「あなたはプロの編集者です」
例: 「新入社員に教えるように」
「今こういう状況です」
背景情報・前提を伝える。
例: 「来週の社内MTG向けに」
例: 「IT未経験の人が読む」
「〇〇の形で出して」
望む形を指定する。
例: 「箇条書きで」
例: 「表形式で」「500字以内で」
同じ「議事録を作りたい」でも、伝え方でこんなに違う
「議事録作って」
→ 何のMTG?
→ 誰が参加?
→ どんな形式?
→ AIは全部推測するしかない
[役割] 私はIT企業のPMです。
[状況] 今日のMTGのメモから議事録を作ってください。参加者は〇〇、議題は△△。
[出力] 決定事項と次のアクションを分けて書いてください。
名前も、仕事も、業界も、好みも — 全部ゼロから伝える必要があります。
同僚に「あの件どうなった?」と聞ける。
共通の前提があるから通じる。
→ コンテキストを共有済み
「あの件」が何か、AIにはわからない。
毎回、背景を説明する必要がある。
→ コンテキストを渡す必要がある
AIが「一度に覚えていられる情報量」には上限があります
電話で長い話を聞いていると、
最初の方の話を忘れてしまう。
AIも同じ。
会話が長くなると、最初の方の
指示を「忘れていく」。
Claude のコンテキストウィンドウ:
約20万トークン
(日本語で約15万文字 = 新書3冊分)
多いようで、長い作業では
すぐに埋まることも。
「メール書いて」
→ 誰宛?何の件?
→ 一般的な回答しか出ない
「〇〇さんに、△△の件で、お礼メールを書いて」
→ 的確な回答が出る
さらに会話の文脈も加わる
→ まるで同僚に頼むように
同じ質問を「背景情報なし」と「背景情報あり」で比較します
「メールの文面を考えて」を背景あり/なしで比較
「提案書を作って」を背景あり/なしで比較
まずは、これだけ入力してみましょう
→ AIの気持ちになると…「誰に?何の件?どんなトーンで?」全部わからない状態です。
次に、背景情報を足して同じ質問をしてみましょう
もう1つ試しましょう。まずは背景なしで:
背景情報を足すとこうなります:
今度は自分の仕事に置き換えてやってみましょう
背景情報を伝えるだけで、
AIの回答は「一般論」から「あなた専用の回答」に変わります。
これが「コンテキストエンジニアリング」の本質です。
| Pro プラン | Max プラン(5x) | Max プラン(20x) | |
|---|---|---|---|
| 月額 | $20(約3,000円) | $100(約15,000円) | $200(約30,000円) |
| 対象 | 通常の使用に十分 | ヘビーユーザー向け | プロ開発者向け |
| 使用制限 | あり(標準) | 緩い(5倍) | かなり緩い(20倍) |
| おすすめ | まずはここから! | 毎日がっつり使う人 | 仕事の大半をAIで |
「無限に使える」わけではない — でも怖がる必要はありません
AIが処理する「文字数」のようなもの。
あなたの入力 + AIの回答 = トークン消費。
長い会話ほど、たくさん消費する。
ファイルを読ませるとさらに消費する。
使いすぎると一時的にスローダウン。
数時間待てばまた使える。
追加課金はされない(安心)。
Pro の場合、5時間程度で回復。
| コマンド | 機能 | 使うタイミング |
|---|---|---|
/help | ヘルプ・コマンド一覧を表示 | 困ったとき |
/compact | コンテキストを圧縮(制限節約) | 会話が長くなったとき |
/clear | 会話をリセットしてやり直す | 話題を変えるとき |
音声入力 | マイクで話しかけて入力 | 長い指示を出すとき |
/compact — 会話が長くなったらこまめに使う。これだけで使用制限を大幅に節約できます。
プロジェクトのルートに置くと、AIが毎回自動で読み込みます。
毎回「私は〇〇です。〇〇の仕事をしています。」と打つ必要がある。
→ 面倒だし、忘れがち
起動した瞬間から、AIがあなたのことを知っている状態。
→ いきなり本題に入れる!
3つの場所に置けます。範囲が違います。
| 場所 | 範囲 | おすすめ |
|---|---|---|
| ~/ (ホーム直下) | すべての作業で適用 | まずはここ! |
| プロジェクトフォルダ | そのプロジェクトだけに適用 | 案件ごとに設定を変えたい時 |
| ~/.claude/ 内 | グローバル設定(上級者向け) | 慣れてきたら |
Claude Code に以下のプロンプトを入力してください
完璧に書く必要はありません。
名前・仕事・好みの3行からスタート。
使いながら「足りない」と思った情報を追加していくのがベストです。
自分で一から書く必要はありません。
「CLAUDE.mdを作って」とAIに頼めば、
質問しながら作ってくれます。
→ 対話しながら作るのがおすすめ
CLAUDE.md を作ったら、効果を実感してみましょう
1週間 CLAUDE.md を使ってみる。
「もっとこう返してほしい」
「この用語も知っていてほしい」
と思ったら、どんどん追記・修正する。
→ AIを「育てる」体験をする
仕事で使う「テンプレート」を
3つ以上作ってみる。
議事録、メール、日報、報告書…
CLAUDE.md のおかげで、
毎回の指示が短くなるのを実感する。
「AIに1行指示するだけで、
定型作業が全自動で終わる」
→ その仕組みを一緒に作ります
第2回: AIに上手に伝える技術 — 完了
次回: フォルダ設計とスキルの概念 — 自分専用のAIアシスタントを作る
ご質問はいつでもお気軽にどうぞ — LINE / メール / 次回の講座で
Claude Code パーソナル講座
講師: 山本 朋美